郡上木履ではこれまで郡上産ヒノキで下駄を制作しておりましたが、今後販売する分に関しては一時的に岐阜県産のヒノキに産地を広げて制作をします。(これまでの販売分は昨年以前に作り溜めた物です。)
一昨年頃から始まったウッドショックの影響により、材料確保に苦戦しております。価格の高騰も受け入れておりますが、それでも林業の人手不足や下駄に適した節の少ないヒノキが少ないことによってこれまでの仕入れルートではどうしても仕入れが難しい状況となってます。
郡上は約90%が森林。そのうち約半分が人工林で人の手によってスギやヒノキが植えられた森林です。その森林を活用することも下駄作りを始めた大きな理由の一つだったのですが、実際には材料入手に苦戦しているという歯痒い状況です。
建築材での利用に比べれば下駄になるのは本当に微量なのですが、郡上の木材消費の象徴的な「踊り下駄」を郡上産のヒノキで作ることにより地産の森林活用の意義を広めていきたいと思っております。今後も諦めず郡上内の製材所さんに協力頂きながら良い方法を探していきます。
なお元々ヒノキは個体差があり、産地の違いによって品質が悪くなるような事はありませんのでご安心ください。また下駄の制作自体は100%郡上八幡の自社工房で作っておりますので、「メイドイン郡上」ということに変わりはありません。
今後も郡上木履として郡上の木材活用を発信しブランド化していくことで、郡上の林業の新たな担い手が増えることに尽力していきたいと思います。
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